太陽光発電システムについて
コラム
飯田地方は、太陽光発電設置率日本一のまち太陽光発電をリーディング事業に
※この記事は過去のものです。現在は「無利子の融資制度」は終了し、代わりに、「助成金制度」が始まっております。
●太陽光発電をリーディング事業に
新エネルギービジョンの重点プロジェクトの一つとして、環境をエネルギーにやさしい都市構造を形成する観点から、太陽光発電の推進を掲げている。
さらに環境プランにおいても、太陽光発電設置の普及を循環型まちづくりのリーディング事業として位置づけた。スタートした平成八年以降導入目標を実績が上回り、十二年度実績は一・二四%となっており、二十二年には三〇%の普及を目指すこととしている。
太陽光発電システムを推進してきた飯田市独自の制度を紹介すると、太陽光発 電の導入を地域レベルで進めるため、システムを設置する市民を対象にした無利子の融資制度を設けている。
国の補助制度に上乗せする形で、二百万円まで融資 し、利子を市が負担する制度である。利子補給は年二回、融資利用者が支払った元利償還金のうち利子分について、飯田市が補給金を交付する。
今年度、今までの活動が認められ、太陽光発電システム推進活動に対して地球温暖化防止活動大臣表彰を受賞した。
飯田市は、たいへん日照時間の長い地域であり、太陽熱温水器は世帯数の三〇%を超え、生活者が太陽の恵みを受け、太陽のありがたさを体感として分かっている。
九年度から実施している「太陽光発電利子補給」が飯田市という「土地柄」(日照時間が長い)を引き出したと思っている。
そこに太陽光発電システムが普及した理由があるのではと考えている。
(月刊地域づくり 循環型自治体より抜粋)